「じゃあ、俺がお手本見せてあげるよ」
アスランはふっと微笑むと、キラの膝を抱え直した。
ファスナーの下がる音が響いて、後蕾へとあてがわれた雄にキラの身体がぴくりと揺れた
「ぁ……」
「じっとしててね?」
「う、うん……」
耳朶を優しく食みながら、アスランが身体を傾ける。
「ひぅ……ぁ……アス…」
屹立したアスランの雄は、容赦なくキラの内部を貫いた。
イザークが入れたわけではないからキラの中がどうなっているかなんてわからないけれど、
アスランに揺さぶられる度に細い身を震わせるキラの痴態に腫上がった下半身がさらにズクリと疼いた。
「キラ……可愛い」
いつも余裕な態度を崩さないアスランの顔が赤く染まっていた。
その表情はキラの中を抉る心地よさを全面におしだしていて、イザークはその光景に羨望を隠し切れなかった。
気がつけばキラの脚の間に跪いて、アスランに揺さぶられる悦びに震えるペニスへと口付けをしていた。
「やっ……」
「イザーク……随分大胆だね」
ちろちろと先端から零れる蜜をなめてから、そっと口内へと含むと、ペニスが脈
打っているのがわかる。
耳元にアスランに擦られる内壁の音が響いていた。
「キラのおいしい?」
アスランのその言葉にイザークは先端を吸い上げた。
瞬間、量は多くないものの、俄かな白さを帯びた液体がイザークの口内へと吐き出された。
「あれぇ?キラったらもうイッちゃったの?美味しかったでしょ、キラの」
イザークは無言で口許をぬぐった。 キラは荒く息をしていて、
吐精したばかりの性器はイザークの唾液に濡れて妖しく痙攣していた。
「よくわからないな、少な過ぎて」
イザークはそう言うとキラの乳首を抓りあげた。
「あうっ……いたいよぉ…」
「暴力はよくないなぁ、イザーク。キラが可哀相じゃない」
「人のこといえるのか?」
「ははっ。でも痛がってるキラは可愛いから許してあげる」
アスランは腫れてしまったキラの乳首をいたわるようにさすると、甘いテノール
でキラの耳殻に囁く。
「イザークがもっと飲みたいんだって。出してあげられる?」
「え……できないよぉっ…」
弱々しいキラの音にアスランは形のよい眉をよせた。
「キラは俺の言うことがきけないコだったの?残念だな」
アスランの突き放すような言い方にキラは一気に青ざめた。
何に怯えているのかはイザークにはわからなかったけれど、キラの瞳には確かに恐怖の色が浮かんでいた。
「やだっ……アスラ……おこらないでっ……」
「怒ってないよ。ただキラが言うことをきいてくれないから不愉快なだけ」
同じじゃないか、と言おうとしたけれど、泣きそうなキラが愛らしすぎて言葉が
出てこない。
アスランがわずかに腰をずらすと、キラはそれを拒絶するかのように何度もかぶりをふった。
「ぁ……やだぁっ…」
「なに?またワガママ?」
「ちが……ね……ボク……ちゃんとやるからぁっ」
キラはアスランの手を強く握り締めながら懇願するかのように身体を揺すった。
「ほんと?」
「うん……」
「もちろん一人でやるんだよ?」
キラはゆっくり頷くと、その細い腰をゆっくり動かし始めた。
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